沙木貴咲の恋とか愛とか

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ポジティブになれない時は無理しない「ポジティブ=空元気」じゃない

ポジティブについてご質問いただきました。

人生楽しんだもの勝ちっていうけど、そんなにポジティブに考えられない時もありますよね?

 

もし、ポジティブを「いつでもとにかく楽しく元気に!」と捉えているのであれば、ちょっと違うかなと。


ポジティブは良いことだと言われますが、それは「ポジティブ=うまくいかないことを冷静に分析できる状態」を表していると思うんですね。

失敗や失恋など落ち込む出来事があっても、なぜ失敗したのか、失恋の原因は何か?を感情的にならず、落ち着いて考えられれば、「次はこうすればきっとうまくいく」と対策が立てられます。立ち止まらずに進んでいけるはずです。

 

私は個人的に、ポジティブとはガッカリするようなことがあっても感情に引きずられず思考できる状態だと思っています。
テンションを落とさず高いまま維持できるなら、結果的に「楽しい」と思えるかもしれません。

 

なので、「ポジティブ=楽しい」はちょっと違うかなと。

ポジティブと楽しいの間には冷静さと分析が入るし、冷静さと分析がなければ楽しい状態にはたどり着かないはずです。

 

ポジティブは空元気とは違うし、落ち込む時はネガティブ感情が高ぶって冷静になれないので、無理に明るく振る舞うことはないと思います。


悲しい、苦しい、つらい……と思うなら、とことんネガに振りきれた方が立ち直りやすいと私は思うし、偽りのポジティブでごまかしても、後で必ずぶり返しのようなものが襲ってきます。

一度はとことん落ち込まないと、ネガティブ感情は昇華できないんじゃないでしょうか。

 

(ただし、落ち込むと悲劇のヒロインになりきってしまうというか、ネガから抜け出せなくなる人もいます。そういう人は親しい友人や家族につらい気持ちをまず吐き出して、ネガ状態から抜け出る手伝いをしてもらうといいと思います。落ち込むと数カ月落ち込んだまま、という人は一人でネガにハマらない方がいいです)

 

なので、前向きになれない時は無理にポジティブにならなくていいし、冷静さを取り戻して「さて、どうしようかな?」と考えられるようになったら、自然と少しずつ楽しさが出てくるんじゃないかと。


そんな感じでいかがでしょうか?

ご相談下さりありがとうございます。

 

沙木貴咲

 

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