沙木貴咲の恋とか愛とか

ライターで占い師、沙木貴咲のブログ。占いのお話。メール相談お受けしています。

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悩み相談に答えるということ

こちらのご相談に答えながら、「どうしようか?どうすれば伝わるだろうか?」とすごく思っていて。

saki-kisaki.hatenablog.com

 

ご相談者さんは、元彼との復縁を求めている。

それも、嫌な思いをして自分から別れを告げたけれど「好き」という気持ちは消えなくて、むしろ未練や嫉妬が募って「復縁したい」と思うようになっている。

 

でも、復縁できても傷つくだけなんだ。

そっちに進んじゃダメなんだよ。

 

やめた方がいいという返事を繰り返し言うことになってしまった。

 

お返事してから、「もっと付け加えることがあったんじゃないのか。あれだけじゃ足りないだろう」と自分の力量の足りなさに自己嫌悪した。

 

そう、あれだけじゃ足りない。

もっと言葉が必要だったはず。

 

「自分をもっと大切にしてほしい」

「あなたの幸せは他にある」

そんなありきたりのボンヤリした言葉ではなく。

 

気づかせるということは難しい。

心がつらくて泣いている人にズバズバ言うのをためらってしまう。

 

 

…恋愛のお悩みの核心が残酷であることは少なくない。

悩みを解決する方法がダメージを与えるとわかった時、ものすごく言葉を選ぶし、フォローしなければと思うし、どんどん考えていった時に「いったい何が愛なんだろうな?」と迷うこともある。

厳しい内容を伝えても愛があると受け止められるような表現、伝え方ができる人をうらやましく思う。

私はできているのか?といつも自問自答してしまう。

 

 

占い師って微妙なポジションで。

悩みの解決が「事実」である場合と、「嘘でもいいから刹那の癒し」である場合がある。

私は前者のスタイルをつらぬきたい派で、大丈夫じゃないことを「大丈夫」と言ったりはしない。これはもうダメだと読めたら、お別れした方がいい、諦めた方がいいと言ってしまう。

 

でも、それを望まないお客さんもいる訳で。

ダメだと気づいているけれど、でも事実を直視したくなくて、占い師に聞くことで全く違う活路が見いだせるんじゃないかと期待する人は多い。

 

でも、占いは「答え合わせ」にしかならなくて。

「大丈夫」という答えを求められていると気づいても、そう答えることは私にはできない。

「大丈夫」にホッとするのは一瞬で、解決しない悩みはやっぱり続くから。

 

…ご相談者さんの意志に沿った答えを出した方がいいのか?と思った時期もあるし、そういう方針の占い師はたぶん少なくない。

なぜなら、「これはもうダメ」とわかっているのに「大丈夫ですよ」と言うことで、相談者はリピーターになるから。

チクリのようで嫌だけど、商売としてそういうテクニックを使う人がいる。

 

言うまでもなく、そんなもの正しくない。

 

悩みの解決に努力や苦しみを伴うことは多い。

それをどううまく伝えるか、どう背中を押してあげるのか。

精神論だけを語ってもダメで、具体的な行動まで落とし込まないといけなくて。行動するためのメンタルの整え方も必要で。

そこまで示さないといけないんじゃないかと。

 

悩み相談はインパクト大喜利じゃない。

 

人の気持ちは「こうした方がいいよ」というアドバイスだけでは変わらないし、事実を伝えただけでも変わらない。

つねに精進しなければと思っている。

 

そんなことを考えながら、ご相談にお答えしています。

 

 

…やばい。朝まで上げなきゃいけない原稿あるのに、気づいたら1時半ってタイムスリップしたかな?汗

時間に追われても色々なことを丁寧にやりたいね。頭の回転の速い人になりたいね。

 

 

 

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