婚約者と入籍1ヵ月前にして大ゲンカの末に破局しました、沙木貴咲です。
こんなんで他人様の恋愛相談に乗ったりするのは詐欺だろうと非難されるかもしれませんが、すみません。そこは素直に謝ります。
もはや笑うしかない破局の顛末についてはコチラで…
でも、婚約者と破局して再婚が叶わなかった代わりに手に入ったものがあったので、「幸せのわらしべ法則」についてお話したいと思います。
新しいものは手放さないと入ってこない
スピ系がお好きな方からは「知ってる!」とツッコミが入るかもしれませんが(汗)、これは本当だと思います。
新しい流れは、今あるものを手放さないとやってきません。
恋愛相談ではよく「今彼と別れたいけれど、次の人が見つかったら別れるつもり」というお話を伺います。でも、今彼と別れない限り次の彼氏は現れないんです。
今彼をリリースするからこそ、新しい恋の流れがやってくるので、「次の人が見つかったら別れる」というのはあまりオススメしません。
これは恋愛に限らず、何でもそうだと思います。
一番わかりやすいのは、パンパンに詰め込まれた引き出しにさらに何か入れようとしても入らない、という状態。
仕事に関しては、「この仕事いやだなぁ」と思いつつも辞める決心がつかず、ズルズルするのは良くないのかなと。
転職は次の職場を決めずに辞めるのはキケンと言われますが、転職活動が面倒くさい、かといって収入がなくなるのもイヤ…と現職にしがみつくのはもっとダメかもしれません。
結婚はできなかったけれど、仕事をもらった
私の場合、破局して結婚がなくなったわけですが、その代わりに新しいお仕事をもらいました。
はい。失恋したから新しい恋がやって来るとは限りません。
ただ、私は元婚約者に「仕事を全部やめて専業主婦になってほしい」と言われて、仕事量をピーク時の半分まで減らしていたため、破局後は収入面の立て直しをしなければと焦っていたんです。
とはいえ、私はフリーランスですから、「やりたい!」と言ってすぐ仕事をもらえる立場でもないんですね。内心とても不安でしたし、数カ月は貧乏でもしょうがないと思っていました。
でも、彼氏とお別れしてすぐ、ある会社さんから「もっと原稿増やしませんか?」とお声掛けいただき、その後も別の媒体さんに新しい案件をいただいたり、しばらくやり取りが途絶えていたところから連絡をもらったりと…うれしい悲鳴とはまさにこのことかと!
彼と別れて良かったとは言いませんが、こういうことって本当にあるんだな!と、幸せのわらしべ法則をひしひし感じています。
彼氏に使っていた時間を仕事と勉強に回す
あと、恋愛って基本的に「時間」と「お金」がかかるものです。
好きな人への愛の度合いは、その人のために使う時間量とイコールします。
なので私は、付き合っていた頃は彼氏のために使っていた時間を、いま仕事と勉強に回しています。
年初から新しい分野の知識をつけようと思い、ちょうど良い感じというか。
もはや熟女の私は、失恋したからと言っていつまでも悲しむほどしおらしくはない訳で。汗
よよ…と泣き崩れるほどセンチメンタルになることもなく、「omiai とwithにとりあえず登録するか(どっちもマッチングアプリ)」とか言いながら、仕事したり本を読んだりしています。
失恋からの立ち直りは早ければいいとは限らないので、自分のペースで心を立て直すことが大事ですが、別れてもなお彼のために泣いて時間を捧げるのはもったいないかもしれません。
とことん泣いて落ちるところまで行ったら、「あとは上がるだけ」と決心するといいですよ。何ヵ月も未練を残すより、自分のことに時間を使うようにしましょう。
私は、彼との結婚が叶いませんでしたが、新しい知識を身に付けることができています。
これが今後、自分の武器といえるものになれば、結婚できなかったことがそんなに大きな損失ではないと思えてくるかもしれません。
失うことは怖くない
好きな人も仕事も、なくなると思うと怖くなります。
私も、婚約者との別れは必須と理解していましたが、気持ちはすぐに割り切れないもので。やっぱり少なからず空虚感や心細さがありました。
でも、壊れる・失うものは「そうなるべくピークを迎えていた」んです。
本当はギリギリの状態で、これ以上は続けられない。そんなんだから壊れるし、失うんだろうと思います。未練を持っても自分がつらくなるだけ。
(もはや「そういう運命だった」と思った方がいいので、自分が悪くないのに自分のせいだと卑屈になることもありません)
失恋も転職もなるべくしてなったと思えば、「自分にはもっとふさわしい恋人がいる(仕事がある)」と考えられるようになります。
そして、潔く手放すと新しいものがやって来るのです。
新しい恋なのか、仕事なのか…?
それは今の自分にピタリと合うものなのだと思いますよ。
沙木貴咲