占い師でライターの沙木貴咲です。
あちこちで擦り回されたようなタイトルですが、やっぱり書きます。
あちこちで色んな人が話しているテーマではあるけれど、とても大事だと思うので。
◆運がいい人は“気づける”
運がいい人は、感度の良いアンテナを持っています。感性が鋭いとか、他人がスルーしてしまうような小さなことにも目が向くとか。
いろいろなことに気づけるアンテナを持っていると、自分にとってプラスになる情報をつかみやすく、幸せになれる道に進みやすいでしょう。
これはつまり、失敗しかけている時も「ヤバい!」と気づくのが早く、傷が浅いうちに方向転換ができるという意味。
運がいい人は失敗しない人ではありません。
失敗しそうなことに早く気づけるからダメージが少ないのです。
◆運がいい人は“前向き”
運がいい人は思考が前向きです。一見すると不運な出来事にもプラス要素を見出せるので落ち込みすぎることがあまりありません。
たとえば、好きな人と会えるはずだったのに、急に上司の案件を引き継ぐことになり残業。デートはドタキャン…という出来事があったとします。
「彼に会えなくなって寂しい。大事な日にどうして残業なんかしなきゃいけないの?」と不満と悔しさが募りますが、運のいい人はネガティブ感情に埋没しないで思考を方向転換させます。
「彼に会えないのは残念だけど、上司の案件を引き継げるのはラッキー」と。
デートはリスケすればまたできますが、上司の担当案件を引き継げることはそう多くありません。
どちらが希少かを見極めて、デートがドタキャンになったことはそれほどダメージではないと判断する。そんな思考ができる人は運がいいです。
あるいは、家庭不和で離婚を決意した瞬間、「夫に縛られず自由になれる!」「夫に気を遣わなくなれば、子供と穏やかな家庭が築ける」と開放的な気分になる女性がたくさんいます。
傍目に見れば離婚は不幸かもしれませんが、夫と別れた先に光を見出せる女性は仕事が成功したり、単身に戻ったとたんモテ始めたりするものです。
前向きな思考が幸せを引き寄せた、といえるでしょう。
この「前向きな思考が幸せを引き寄せる」の仕組みも現実的にちゃんと説明ができます。
前向きに考えることで表情が明るくなり、発言や行動が活発になって持ち前の魅力が目立ち、周囲から注目されやすくなるんですね。
想いは行動に反映されますし、行動すれば物事は変化して動き始めます。「運命の歯車が動き出す」という状況になるんです。
◆運がいい人は“すべての出来事を良し悪しで捉えない”
運がいい人は、何事に対しても自分なりの意味づけができます。しかも前向きな意味づけができるので、「良かった・悪かった」という見極めをあまりしません。
たとえ、やることなすこと失敗続きでも、そこに何とかして意味を見出そうとします。
「場当たり的に動くんじゃなく熟考しろ、という意味か?」とか。
「自分が進みたい道は間違っているのかもしれない。真逆の方向に進めということ?」とか。
豪胆なタイプは「逆境だからこそ挑戦しがいがある」と、強引な力技で理想を実現させるかもしれません。
逆に、願ってもないチャンスをつかんだ時は「こういう時は逆に慎重にならないと。調子に乗れば足をすくわれる」と用心したり、「このラッキーはさらなる上昇気流に乗るためのステップか?さて次に何をしようか」と考えたりします。
起きた出来事を自分仕様にカスタマイズして上手に活用できる、というか。
不幸も幸福もそれ単体で受け取ることがなく、不運すらも無駄にしないんです。
今こんなことが起きている
⇒コレは自分にとってどんな意味がある?
⇒コレをどう利用できる?
運のいい人は、こんな思考回路で物事をさばいています。
◆運がいい人は“自分で考えて主体的に動く”
運がいい人はなりゆき任せにしないし、他人のせいにもしません。
恋愛も仕事も自分を軸にして考えて、自分なりの答えを出して行動します。
「何かいいことないかな?」と受け身で待つこともなければ、相手が動くのを待つことにも時間を費やさないんです。
恋愛であれば、好きな人に振り向いてもらえないと気づくと秒で想いを断ち切って「よし、次!」と頭を切り替えてしまいます。
(本当にスイッチを切り替えるように気持ちが変わるわけではないけれど、自分が幸せになれない恋に執着するのはやめようと考えるので、好きな人から心が離れるのが早いです)
また、仕事やお金が絡む不幸は大抵ヤバそうな雰囲気が漂うはずで、それに気づけるかどうか。ヤバいと気づいたら、すぐさま策を練って動ける人が強いです。
結婚詐欺や、会社役員の犯罪まがいの行為は断罪されるべきですが、「会社が何もしてくれなかった」「国はどうして助けてくれないの?」と言い切れないケースが少なくないんですね。
幸せになるにはやっぱり、自分で考えて行動した方がいいです。
そして、自分の幸せは自分にしかわからないので、他人に手綱を預けるべきではないかなと。
「誰かどうにかしてほしい」ではなく「私はどうしたいのか?」をつねに自問自答することが大切です。
…占いは道しるべになりますが、占いは幸運をもたらすものではなく、あくまできっかけにすぎません。
「こうするとうまくいくようだ」と思ったら行動につなげて、その後どう展開したのか、そこからどういう状態に持っていきたいのかは自分で考える必要があります。
◆運がいい人は“行動量が多い”
結局コレかという感じですが、運がいい人(良いことが多く起きている人)の行動量はハンパねぇです。
ほんとハンパねぇです。
恋愛でも仕事でも、複数のことを並行して進めたり、新しいものにはすぐ飛びついて試したり、「え!そんなこともやってるの?」という趣味や勉強を続けていたり、一日のうちに東京から大阪行ってその後福岡行ったり…とにかく行動し続けています。
ただ、これは単純に「100行動したうちの45がうまくいく」と「50行動したうちの1がうまくいく」の違いで、行動量の多い人の成功率(成就率)が特に高いというわけではありません。
うまくいく確率は万人に平等で、運がいい人はその確率を力技で引き上げているという感じ。
とはいえ、行動量が多い人は実体験から学ぶこと・体が覚えることが多く、それは直感の鋭さや判断スピードの速さ、判断の間違いのなさにつながります。
(勘が良いとか、直感が鋭いとかは結局、経験を積み重ねることで身に付く感覚なので)
成功(成就)確率は万人に共通だとして、行動量が多いと必然的に成功(成就)の数は多くなります。
(分母を大きくすれば分子も大きくなる論です)
それに加えて、行動量が多さから学び身につけることも多いため、万人共通のはずの成功確率も行動量が少ない人よりアップできるんですね。
◆さいごに
「運がいい」をスピリチュアルに解釈することはできますが、スピリチュアルだけで運がよくなれるとは思っていません。
そして運がいい人はそういう宿命の元に生まれたわけではなく、心がけと努力で幸せをつかんでいます。
不運を避ける方法や、失敗のダメージをできるだけ少なくする技も、自分の中に確立しているんですね。
つまり、誰でも運が良くなる方法はあるんです。
それを身につけるかどうかが大事で、「自分は不運だ」と思ってしまう人ほど思考や行動パターンをガラッと変える必要があります。
また、人間は一日二日で変われるものではないので、「変わろう」と思い続けることも大切です。
運は目に見えない曖昧なものですが、幸せは五感で体感できるものです。
おまじないや一時的な気晴らしでは幸せな人生の基は築けません。きっかけをつかむことすらできないでしょう。
現実的に考えて行動を変えることこそ大事なのです。
沙木貴咲
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