マリッジブルーの真実。少しでも違和感があるなら結婚しない方がいい
質問箱に結婚に関するご相談をいただきました。
結婚の話が進んでいる相手がいるのですが、気持ちが乗りません。これがマリッジブルーなのか、本当は彼のことを愛していないのか、よくわからなくなってきました。
年齢的にも34歳なので、ここで断ることはできないと思っています。
彼とはアプリで出会って最初はいい人だと思ったのですが、週一ペースで会っていくうち面倒くさいと感じるようになって、自分は恋愛に向いてないから早く結婚した方がいいのかと思いました。
自分から結婚を早めるようなことを言った手前、今さらお断りできないから腹くくらなきゃと思っています。でもこれでいいんしょうか?
話がまとまってなくてすみません。何か助言をお願いします。
自分からプロポーズしたとしても「なんか違う」と感じているなら結婚はやめた方がいいと思います。
結婚は生活そのもので、死ぬまで続きますから。すでに違和感を覚えている相手と夫婦になっても自分がつらいだけです。
確かにご年齢だけ見れば後には引けないと思うかもしれませんが、このまま突き進んだ場合どうなるのか?と想像すると、数年後には「やっぱり違った」とお別れしているんじゃないかと思うんですね。
たとえば、自由な時間や使えるお金が制限されることからマリッジブルーになったり、経済的あるいは社会的なプレッシャーを感じて憂鬱になる場合はあるかもしれません。これらに関してはもう腹をくくるしかないと思います。
でも、「結婚する相手を愛しているかどうかわからない」について、腹をくくるのは違うんじゃないのかなと。
自分が愛しているかどうかわからない人を無理やりに好きと思い込もうとしても、心はやっぱり嘘がつけないはず。それは腹をくくるのではなく、我慢するだけになるんじゃないでしょうか?
あと、結婚生活って嫌な言い方をすると不自由なんですね。
配偶者と何もかも価値観が一致するわけはないので。「どうしてこういうことするんだろう?そういう言い方ないでしょ」みたいな小さな不満はあって当然なんです。
でも、「こういうことをされるとカチンと来るけど、大好きな彼だからしょうがないか」という愛による許容ができるから結婚生活は続いていくんですね。好きだからズバッと「私こういうことされるのイヤなの」と言って真剣に話し合うこともできるでしょうし。
ただ、そもそも相手を愛していない場合は、ひたすら不満を感じて許すこともできずに我慢し続けるか、文句を言うか……という状態になるのでご自身もお相手も辛くなるはず。
すでに結婚の話が進んでいるなら気まずいかもしれませんが、まだやり直しができます。
一旦ストップをかけて、ご自身の気持ちを見つめ直すのがいいと思いますよ。
沙木貴咲