2020年11月13日 6：18、木星と冥王星がコンジャンクションしました。
コンジャンクションとは星同士が重なり合うことで、13日はピタリと0度になったんですが、これがなかなか深いんです。
その理由は……
- 木星と冥王星は12年に一度しか重ならない
- ラッキースター木星に影響力の強い冥王星が重なる
- 15日は冥王星を守護星に持つ蠍座で新月
12年に一度しか重ならない木星と冥王星
木星と冥王星は公転周期が長いので、そもそも0度にコンジャンクションすることが珍しいんです。
2020年はどちらも山羊座に滞在したので、このコンジャンクションが三度起こりました。
一度目は4月5日。二度目は6月30日。11月13日は最後のコンジャンクションになります。
星は逆行したり、また順行に戻ったりするので、お互いに行きつ戻りつしていたんです。
木星＆冥王星のコンジャンクションが意味するもの
木星と冥王星のコンジャンクションについては、冥王星の影響力が広く大きいため、正直なところ具体的には特定しにくいです。
ただ、木星はラッキースターで「発展・拡大」を意味しますから、それがさらに膨らむ、二倍三倍になるイメージ。
「幸運の始まり」という解釈で良いと思います。
ネータルホロスコープ（出生時のホロスコープ）と11/13のホロスコープを重ねると、木星＆冥王星が何に影響しているか方向性は見えてきますが（7ハウスだったらパートナーシップや結婚、5ハウスなら恋愛など）、冥王星が時代や社会そのものを動かす星なので、世の中の常識や価値観が変わることで自分にも必然的に影響があると解釈するといいでしょう。
とはいえ、冥王星は「始まりと終わり、生と死、強制的」を表すので、最初は幸運と受け取れないかもしれません。
しょうがなく従うとか、戸惑いや驚きがあるとか。
それでも、変化を受け入れてこなすうちに、結果的にあのとき変化しておいて良かったよねと思えるはずです。
木星も冥王星も太陽からは遠く離れた星なので、水星や金星のようなわかりやすさがないんです。
外側からジワジワと変わっていくような。
15日は蠍座新月
11月15日は蠍座新月です。
蠍座の守護星は冥王星で、新月と木星＆冥王星と海王星が小三角形を作ります。
小三角形は、月星座の第一人者であるkeikoさんが「幸運の小三角形」と呼んでいますが、トライン（120度）・セクスタイル（60度）・セクスタイル（60度）という二等辺三角形のこと。
青のラインの二等辺三角形ありますよね。コレです。
「トライン（120度）努力や意識をしなくてもスムーズに進展する」
「セクスタイル（60度）意識するとスムーズに進展できる」
そんな好アスペクトに木星＆冥王星が含まれるので、13日のコンジャンクションが新月に影響をもたらさないはずがない、という。
蠍座新月についてはまた改めて書きますが、この週末は結構なターニングポイントになります。
（さらに言うと、14日は火星が2カ月ぶりに順行に戻り、火星は蠍座の副守護星。これでもか！というくらいに蠍座と冥王星が際立っているんです）
最後に
今年は新型コロナウイルスの影響が甚大で、働き方も人との出会い方も接し方も何もかも変わってしまいましたが、これは一時的なものではありません。
新しい常識と価値観…あるいは時代そのものが築かれていくと解釈した方が良さそうです。
戸惑いと混乱を経て今、余計な未練は断ち切って次の時代に踏み出すことが大切です。
コロナ前にはもう戻れないとしたら、自分には何が必要で、何が要らないのか……考える必要があります。
木星と土星が山羊座から水瓶座に移動して、“風の時代”が始まるのは12月下旬。
新しい時代の到来を前に準備を整えましょう。
沙木貴咲
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