「彼氏みたいな人」という言葉を最近よく聞きます。
話を詳しく聞くと、友達以上恋人未満だったりセフレや元彼だったりと、曖昧な関係を表すことが多いです。
で、そんな「彼氏みたいな人」とちゃんと付き合いたい女性も多いです。
私は個人的に、セフレ状態の男性と真剣交際することは難しいし、たぶん無理だと思っています。
そのあたりの話については、こちらで
でも、絶対に無理!ではないので、「彼氏みたいな人」と付き合う方法を考えてみます。
- なぜ「彼氏みたいな人」は本命彼氏にならないの?
- 面倒くさいのが嫌いなら、嫌われないようにする?
- 恋愛の原点に返って、ゼロから恋をし直す
- 曖昧な関係を成立させることは拒否する
- あえて面倒くさい質問をする
- 最終結末を受け入れるために
なぜ「彼氏みたいな人」は本命彼氏にならないの?
「彼氏みたいな人」が女性と曖昧な関係を続けるのは、欲しいものがすでに手に入っているから。現状に満足しているのでわざわざ変える必要はないと思っています。
たとえば手持無沙汰な時にLINEできたり、一人ご飯が寂しい時に誘えたり、したいと思う時にセックスできたり。
特に、口説かなくてもセックスできるというのは、男性にはかなり都合が良く手放しがたいはず。
女性は「好きな人だからしたい」と考える人が多いでしょうが、男性は必ずしもそうとは限りません。性欲は定期的に湧き上がるもので、性欲の解消に恋心は必須ではないんです。
好きじゃなくてもセックスはできます。
それに、恋愛はそもそも面倒くさくて恥ずかしいもの。
時間とお金がかかるし、頑張りが絶対に報われるものでもありません。
本気で「この人と付き合いたい!」と切望するなら、時間とお金をかけて面倒を乗り越え、すすんで恥もかくでしょうが、そこまで想えない相手にはしないのです。
面倒な段取りを踏まなくても疑似恋愛がかなうのであれば、「彼氏みたいな人」で十分と思うはず。
LINEしたり食事したり、セックスまでする相手は嫌いではないでしょうが、真剣交際するほど好きではない……と。
つまり、「彼氏みたいな人」が彼氏にならない理由は、今より仲良くなることを面倒くさく思っているからなのです。
面倒くさいのが嫌いなら、嫌われないようにする?
面倒くさいから「彼氏みたいな人」に甘んじている彼。
じゃあ、嫌われないように本気で愛されればいいのかというと、あまり現実的ではないと思います。
嫌われないように……と気を遣えば自分が下手に出るしかなく、結局彼にとって都合の良い存在になってしまうはず。
彼氏みたいな人との真剣交際を望むなら、「本命彼氏にする」or「関係が終わる」くらいの覚悟はした方が良いです。
そこまでの覚悟がなく、彼に嫌われたくない・縁が切れるなら曖昧な関係でもいいと思えば、彼が「みたいな人」枠を外れることはないでしょう。
恋愛の原点に返って、ゼロから恋をし直す
すでにお話したとおり、恋愛は面倒くさく恥ずかしいもの。
毎日のようにLINEしていたり、体の関係があったりしても、だからといって恋の面倒くささをすっ飛ばして付き合えるわけではないはず。
やっぱり面倒くさく恥ずかしい段取りを踏む必要があるんですね。
彼とゼロから恋し直すんです。
- 自分の魅力を知ってもらう
- 関係を築き直す
- 彼の気持ちを確かめる
この3つは必須かと思います。
まだ見せていないところを見せたり、話題にしたことがない話をしたり、呼び出されてホテルに行くデートばかりしているならセックスのないデートをしたり。
今までとは違う関わり方をして、彼のリアクションを見ます。
ただし、黒歴史や過去恋愛といったネガティブな一面をさらけ出さないように。
「本当の私を知ってもらいたい」と、自分の弱さや欠点を打ち明ける女性がいますが、これは逆効果です。
逆パターンを考えてみてください。好きだけど彼氏にするほどではない男性が、「昔、彼女に裏切られたことがあって…」と語ってきたらどう感じますか?彼をもっと好きになりますか?ちょっとめんどくさいなと思いません?
たとえ好きになったとしても、その恋愛感情の本質は同情であり、愛ではありません。
彼にアピールし直したいのは、良い意味でのギャップや、まだ見せていない得意分野。
仕事で頑張っていること、世間を騒がせるニュースに対する意見など、彼が「へえ、そういうところもあるんだ」とあなたの印象を変えるような内容が良いです。
曖昧な関係を成立させることは拒否する
彼と身体の付き合いがある場合、セックスするだけのデートや深夜の急な呼び出しなど、曖昧な関係を成立させる要因を拒否してみます。
目的は、思いどおりにならない女と思わせること。男性はたやすく思いどおりになる女性には本気になりづらい傾向があります。
そして、拒否した時に彼がどういう行動を取るのか見てみてください。
彼が焦ったり、あなたを誘う回数が増えたりするなら、本気で好きになり始めた証拠。一緒に過ごせない時間ができることで真剣に考え、「手放したくない」と気づくのかもしれません。
あなたは彼にとって、そもそも嫌いなタイプではないですから。彼に好きな人がいなくて、彼女がほしいなと思うなら、恋人同士になる可能性はあります。
一方で、あなたの拒否に対して彼が素っ気なくなった、誘ってくる階数が減ってLINEも減った……であれば脈ナシ。
潔く諦めるのが賢明です。ここでまた良い顔を見せて追いすがってしまうと、曖昧な関係の「彼氏みたいな人」に逆戻りです。
あえて面倒くさい質問をする
今までとは違う自分を見せた後で、あえて面倒くさい質問をしてみることも大事です。
「私のことどう思っているの?」「私のこと好き?」
これらは男性が嫌う代表的な質問ですが、「本命彼氏にする」or「関係が終わる」くらいの覚悟を決めるなら、あえてした方がいいです。
そして、彼が曖昧な返事をしてごまかそうとするほど、「私のことを好きになって!」と食い下がってとことん自分を推します。
…なかなか面倒くさい感じですが、彼はあなたが曖昧な関係、都合の良い存在を受け入れている(だから付き合いが継続している)と思っているので、その思い込みを破る必要があります。
だから、あえて自分がいかに真剣に愛しているかをアピールするんです。都合の良い女になるのは嫌だと拒否してください。
最終結末を受け入れるために
ここまでやっても、彼氏みたいな人と真剣交際できるかどうかはわかりません。彼の気持ち次第になるはず。
それは、曖昧な関係ではお互いが本性をさらしていないからで。本気で恋する覚悟を決めて本性をむき出しにしたときに、本当の相性が見えてきます。
彼が「こんなにも本気だったなんて」と真剣交際を受け入れるのか、「ヤバい」と逃げ出すのかの確率は五分五分。
男性は本気で好きな女性には「好き」「付き合って」とちゃんと言います。それは他の男に取られたくないためで、本命彼女にするかどうかは独占欲を抱くかどうかで決まります。
嫌いじゃないけど自分だけのものにするほどハマっていないから、男性は「彼氏みたいな人」に収まろうとするんです。
そんな状況をひっくり返すのは簡単じゃありませんが、すでに気に入ってもらえているのは事実なので、強気でとことん攻めるしかないと思います。
やれるだけのことをやり尽くす。そうすれば、最終的にどんな結果が出ても納得して受け入れられるはずです。
沙木貴咲
★お悩み相談(占い鑑定・占いをしないご相談どちらも)を有料でお請けしています。
恋愛・婚活・人間関係・仕事・育児など、お悩みは何でも。
★彼氏に「イヤ」と言うことの大切さ。自分で恋をブチ壊さないために